この度、炭素繊維協会は、欧州議会で協議されている[ELV指令]の修正案に対して、循環型で低環境負荷な社会を目指す欧州での価値を提供する炭素繊維に関してのポジションペーパー(立場表明書)を発行されました。 炭素繊維協会の資料および、同協会からの情報に基づく 一般社団法人 先端材料技術協会(SAMPE Japan)からの見解書が当協会に届いておりますので、下記資料をご参照下さい。
<< 炭素繊維協会事務局からの報告 >>
この度炭素繊維協会は、欧州議会で協議されている「ELV指令」の修正案に対して、循環型で低環境負荷な社会を目指す欧州での価値を提供する炭素繊維に関してのポジションペーパーを発行しました。
今回のポジションペーパーは、炭素繊維の自動車産業に関する貢献とリサイクルの実施例ならびに健康影響に関するエビデンスを示し、
以下の主張のもと、炭素繊維がELV指令で適切に取り扱われることを求めています。
1.炭素繊維は水素社会に不可欠です。
2.炭素繊維は高性能自動車には不可欠です。
3.炭素繊維は欧州の主要産業にも不可欠です。
4.炭素繊維はリサイクル可能な材料です。
5.炭素繊維が健康影響を与えるという十分な証拠はありません。
本主張については、日本ならびに欧州の各種業界団体にも賛同いただき、同様にポジションペーパーを公開いただいております。
ポジションペーパーの詳細については下記をご参照ください。どうぞよろしくお願いします。
※過去に炭素繊維協会ウェブサイトを閲覧したことがある方は以前の情報が残って古いページしかご覧になれない場合があります。その時はブラウザの更新ボタン(丸い矢印)を使用するか、キーボードのF5キーまたはCtrl+F5キーを押して最新の情報に更新してください。
1.ポジションペーパー概要ページへのリンク
下記からポジションペーパーをダウンロードすることもできます。
日本語 https://www.carbonfiber.gr.jp/tech/elv.html
英語 https://www.carbonfiber.gr.jp/english/tech/elv.html
2.ポジションペーパーを直接ダウンロードするリンク
日本語版
https://www.carbonfiber.gr.jp/tech/pdf/JCMA_CF_Position_ELV_directive_amendment_JP.pdf
英語版
https://www.carbonfiber.gr.jp/english/tech/pdf/JCMA_CF_Position_ELV_directive_amendment_EN.pdf
3.炭素繊維協会ウェブサイトトップページにもバナーを掲載します。
日本語
https://www.carbonfiber.gr.jp/
英語
https://www.carbonfiber.gr.jp/english/index.html
上記の炭素繊維協会ポジションペーパー発出には、炭素繊維協会の会員会社も連動して、以下の通り各社ウェブサイトのトップページに賛同の趣旨を掲載しています。
直前まで調整していたため会社ルールの都合で本日に間に合わない会員会社もいらっしゃいますが、今後、日を追って全6社が同様に発信される予定です。
東レ
https://www.toray.co.jp/news/article.html?contentId=0gbo1nue
三菱ケミカル
https://www.mcgc.com/information/02286.html
帝人
https://www.teijin.co.jp/news/2025/05/09/20250509_01.pdf
大阪ガスケミカル
https://www.ogc.co.jp/news/news_20250509.html
日本グラファイトファイバー
https://www.ngfworld.com/news.html
どうぞよろしくお願いします。ご不明な点がございましたら炭素繊維協会へご連絡ください。
<< 一般社団法人 先端材料技術協会(SAMPE Japan)からの見解書 >>
SAMPE Japan 鵜澤会長の見解書はSAMPE Japan会員向けに発信されたものですが、鵜澤会長から当協会HPでも情報共有化の要望がありましたので、情報提供させて頂きました。 下記の見解書からご覧ください。
見解書:欧州ELV指令の改訂における「車両に含有される物質」への炭素繊維の記載、について
以上